カウンセリングは「自由にして保護された空間」を提供します。
初回は、「今できること」も含めカウンセリングを通じて何を目標にするかを一緒に決めます。
目標を実現する(問題を解決する)にはどうしたらよいか、日常の些細な出来事も含め、どのような思いで過ごしておられるかを話合っていきます。
相談に来られた方の感覚に、できるだけ近づくために丁寧な質問をします。
単に話をするだけではなく、どんな体験をしてこられたかを、カウンセラーと共有していく過程を重視します。
自分の気持ちが伝わる、受け止めてもらえると感じられることが、辛い話もしてみようという安心感を育てます。
カウンセリング場面が「自由にして保護された空間」であると知っていただくことは、初回面接の大切なテーマです。
実際に初対面の人に気持ちを打ち明けることは、ためらいや不安があって当然です。
そのためらいを乗り越えて思いを語ることは、エネルギーのいることです。
悩みを話す場所は、できるだけ自由でかつ安全であることが必須です。
カウンセラーに辛い体験を話す事には、カウンセラーが相談者にとって利害関係のない第三者であることも大切な要因です。
利害関係のない第三者だからこそ、カウンセリングは「自由にして保護された空間」になります。
「どうしたらいいんだろう?誰にどう相談したらいいんだろう?」と迷われた時、
臨床心理士というカウンセリングの専門家を訪ねてみてください。