企業の健康管理室でカウンセリングをしています。相談に来られた方に対してだけでなく、健康管理室の保健師さんや人事部の相談窓口の方たちに、どうしたら相談に来られた人を支えていけるかをアドバイスさせてもらっています。
いつものように訪問してお話をしているときに、窓口担当の方がおっしゃった言葉は、「ストレスが3つになったら、精神的不調(鬱になってしまうこと）を避けるのが難しくなる」でした。なるほどと思うと同時に、ストレスを3つにまで増やさないようにするために私が感じていたことは「支える人がいれば、ストレスが3つになりかけても乗り越えて回復し仕事を続けられる」ということでした。
人は人によって傷つくこともあるけれど、そこから救われるのもまた人によってです。あなたのＳＯＳを、受け止めてくれる人は必ずいます。ＳＯＳを出すのは大変勇気のいることですが、一歩踏み出して誰かとつながってほしい、支えあえるようになれることを願っています。
カウンセリングの目標も、孤立しないこと、支えあうこと、そして自由であることです。それが気持ちの良い人間関係を保つコツだであり、心の健康を支えることにつながります。